出前講座を実施しました

　今回は博多区吉塚の吉塚1丁目市営住宅集会所で、「認知症について～頭と体を動かして予防～」というテーマで「講義」と「運動指導」を実施し、19名の方にご参加いただきました。

　まず初めに、今回のテーマである認知症についての講義をいたしました。認知症と物忘れの違い、認知症の種類（アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症）についてお話しをしました。「アルツハイマー型認知症」の名称を耳にしたことがある方も多いようでしたが、今後、私たちの身近で起こりうる可能性についてあらためてお伝えしました。

　次に認知症予防に有効的であり、自宅でも実施することが可能なトレーニングの方法をお伝えいたしました。具体的には、指回し体操や手指運動、じゃんけんを用いた体操を参加者の皆様と行いました。参加者の皆様に積極的に参加していただいたこともあり、活気が溢れるトレーニングの場になりました。

　最後に「コグニサイズ」について説明いたしました。「コグニサイズ」とは、運動と認知課題を組み合わせた認知症予防を目的とした取り組みの総称です。皆様には、コグニサイズの概要や実施する上での注意点を説明し実施しました。

　今回の講義を通して、参加者の皆様に「認知症」は身近にあるものだとご認識していただければ幸いです。

　また、今回お伝えした「自宅で出来る運動」を生活の中に取り入れていただき、皆様が末永く健康でいられることを願っております。

連絡先：092-621-3706　リハビリテーション科