出前講座を実施しました

　2024年2月6日から8日に博多区役所で開催された、「ふれあいサロン研修会」に参加いたしました。博多区の各地域のサロンの方が参加されており、3日間で約50団体、90名近くの方が参加されました。

　今回は、研修会の一部で「フレイルとフレイルへの運動療法について」(※1)の講話と「運動指導」を実施いたしました。講和では、「フレイル」の説明と簡単に行える評価についてお話しをいたしました。また、運動指導では、自宅や各サロンで行える運動をお伝えしました。

　近年では移動手段の変化等により、高齢者の「身体活動量」の減少が問題になっていると言われています。日々を健康に過ごすためには、「身体活動量」を意識して運動を行うことが重要と考えます。

　今回の講話や運動内容を各サロンへ持ち帰っていただき、健康維持ならびにフレイル予防に役立てていただけたらと思います。

　当院は今後も地域の皆様が末永く健康でいられるように、地域社会に貢献してまいります。

(※1)「フレイル」・・・「加齢とともに、心身の活力（運動機能や認知機能等）が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱化が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」。

参考文献：平成27年度厚生労働科学研究特別研究（班長：鈴木隆雄（国立長寿医療研究センター理事長特任補佐））,2015,『後期高齢者の保健事業のあり方に関する研究（ポイント）』

厚生労働省（https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000125471.pdf）,2024.2.14最終参照

連絡先：092-621-3706　リハビリテーション科