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院⾧/施設⾧ 就任のご挨拶

2024年4月より小西淳二の後任として、院長ならびに施設長を拝命いたしました林田一洋です。

新吉塚病院の前身である杏林会吉塚林病院は、1978年に現在の博多区吉塚7丁目で開院しました。2011年9月1日から医療法人相生会が経営を引き継ぎ新吉塚病院と改称しています。その時点ではリハビリテーション病院としての回復期リハビリテーション病棟104床と医療療養病棟216床の320床でした。4年後の2015年6月に福岡アイランドシティに福岡みらい病院と改称して新築移転し、跡地の吉塚7丁目の病院は一旦閉鎖されました。現在の新吉塚病院は小西前院長のもと2016年9月に99床より新たに開院した病院であり、その後の増床により現在は回復期リハビリテーション病棟52床、地域包括ケア病棟47床、医療療養病棟44床で構成され、地域医療において急性期医 療の後方支援病院の役割を果たしています。

さて2025年は団塊世代が全て75歳以上を迎える年であり、「2025年問題」とよばれています。そして団塊ジュニア世代が全て65歳以上となる2040年まで老齢人口は増加を続け、社会全体に多大な影響を与え
、特に医療と介護への影響が大きく早急な対応を迫られています。今年から開始される第8次医療制度改正の大きな方針は、「治す医療」を担う医療機関と「治し、支える医療」を担う医療機関の役割分担を明確化することにあります。「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」という病院の機能分類との関係で言えば、「治す医療」は「高度急性期」、「治し、支える医療」は「急性期」「回復期」「慢性期」となります。

博多区には13病院あり、その中で回復期リハビリテーション病棟を備えている病院は3病院だけです。新吉塚病院は回復期リハビリテーション病棟により脳血管疾患や整形疾患術後のリハビリを、地域包括ケア病棟により亜急性期の治療等を、医療療養病棟により長期間の医療継続と、様々な患者さんの社会復帰を支えています。この度、院長の拝命にあたり地域の皆様への「治し、支える医療」を行う立場としての重責を感じています。新吉塚病院の医師、看護職員、介護職員、リハビリ職員、その他病院内で働くすべてのスタッフは当院のモットーである「温かさと思いやりの心で最良のチーム医療」を地域の皆さんに提供してまいりますので、今後もご支援の程よろしくお願い申しあげます。

医療法人相生会 新吉塚病院 院長

介護老人保健施設 光 施設長

林田 一洋